Apr. 2004
外薗雄一

外薗雄一

TAMA : 先ず外薗さんの現在の活動状況を教えて下さい。

外薗 : メインでやっているのは吉田兄弟のライブツアーですが、最近はコタニキンヤのライブもやっています。あとセッション系のライブを都内ライブハウスでやったり、スタジオの仕事もやっていますね。その他実際にドラムは叩かないんですが、氣志團のレコーディングでドラミング・アドバイザーの仕事とかもやっています。

TAMA : それは初耳ですね。実際そのような仕事をしてみてどうですか?

外薗 : 凄く勉強になります。レコーディング・ブースでは色々と客観的に見れるので、今まで自分が気付かなかったことも発見出来たりと、刺激を受けていますね。

TAMA : なるほど。そもそも外薗さんがドラムを始めたきっかけはどのような経緯からですか?

外薗 : 元々5歳から中学3年までエレクトーンをやっていたんです。でも当時なんとなく鍵盤楽器をやっていることが恥ずかしく、他の楽器をやりたいと思うようになって・・・・・・。それで高校に入学した時、親にサックスを買ってもらったんです。それからしばらくはサックスを吹いていたんですが、ある時友達から『君ドラムやらない?』と言われ、軽い気持ちで『イイよ!』って返事をしちゃって(笑)。それがドラムをやり出したきっかけですね。でもいざドラムをやるようになると、エレクトーンを弾く感覚に近いんですよ、ドラムは。どちらも同じように両手両足を使うし、結構馴染むのは早かったと思います。友達の一言で見事にハマッてしまいました(笑)。それに当時はバンド・ブームだったから。

TAMA : どんなバンドを聴いていました?

外薗 : ディープ・パープルとかメタリカですね。特にディープ・パープルが好きで、よく練習していましたよ。

TAMA : 当時影響を受けたドラマーは?

外薗 : うーん、イアン・ペイスやラーズ・ウルリッヒとかロック系のドラマーですね。特にイアン・ペイスからは色々影響を受けました。

TAMA : なるほど、ちょっと意外でした。僕の中で外薗さんのイメージは、テクニカルで繊細なプレイをするドラマーというのがあったので……。そういうタイプのドラマーからは影響は受けなかったのですか?

外薗 : もちろん受けましたよ。ジェフ・ポーカロやスティーブ・ガッド、あとバーナード・パーディーやスティーブ・スミスといった大御所もたくさん聴いていました。でも僕のドラムスタイルにとって特に影響が大きかったのは、ジュジュ・ハウスとリッキー・ウェルマンです。この二人はゴーゴーというリズムが得意で、チャック・ブラウンのバンドでのプレイが有名です。みなさんも是非一度聴いてみてください!

TAMA : 様々なドラマーから影響を受けたわけですね。ところで最近TAMAのセットに変えられたわけですが、TAMAのセットに変える決め手となったのはどのようなことからですか?

外薗 : 一言で言うと『タイコの鳴り』ですが、その判断材料になったのがジョン・ブラックウェルの教則ビデオなんです。あの音を聴いて非常に興味が沸きましたし、実際都内で行われたジョンのクリニックも参加して『もうこれしかない!』と(笑)。それまで色々なメーカーのセットを試してきましたが、やっと自分にとってベストなタイコに出会えたと思っています。

TAMA : 今使われているのはスタークラシック・メイプルのセットですが、実際叩いてみてどうですか?

外薗 : 僕のスタイルにピッタリなサウンドです。音が綺麗でマイク乗りも非常にいいです。あとチューニングのしやすさも大きなポイントで、少ない時間での音決めにも役立っています。とにかく、僕の好きな音ですね。

TAMA : なるほど。あとヘッドはエバンスを使われていますが、これはどのような理由で選択されているのでしょうか?

外薗 : まずバリエーションが色々あるのが大きな魅力です。あとヘッドの剛性というか、製品のクオリティーが非常に良いと思います。結果、チューニングが非常に楽で、とにかくTAMAのタイコには凄く合っていると思いますよ。最近のお気に入りはバスドラム専用のEMADというやつですが、あれが本当に良くて、マイクを通さなくてもマイクを通したような音が出るんです。PAさんにも大好評です。

TAMA : さて、少しドラムのテクニック的なお話もお聞きしたいと思いますが、最近何かはまっているトレーニング・メニューとかありましたら教え下さい。

外薗 : そうですねー、最近はブラジル系の音楽をやっているので、片手での16分音符を如何に速く出来るようにするかということを主眼にトレーニングしています。モーラー奏法とか色々試しています。

TAMA : では、今後の活動予定をお聞かせ下さい。

外薗 : まず5月から吉田兄弟の全国ツアーがあり、お隣の韓国でもライブが予定されています。あと自分のバンドのライブをやったり、とにかくセッションをもっとやっていきたいですね。国内海外を問わず、自分のドラム、TAMAの音をアピールしていこうと思います。

TAMA : 最後にこれをご覧のアマチュア・ドラマーに一言メッセージをお願いします。

外薗 : とにかく練習出来る時期に、出来るだけ練習して欲しいです。プロになるとなかなか練習出来なくなってしまうので…。

TAMA : ありがとうございました。