
デビューアルバム"Adema"がビルボード200にチャートインしたAdemaは、カリフォルニア出身のMark ChavezとMike Ransonの2人によってスタートした。最後にメンバーになったドラマーのKris Kohlsはデビュー以来多忙な日々を送っている。Krisがバンドのことやアコースティックドラムへのこだわりを語ってくれた。
TAMA : Ademaでどれくらいやっているんですか?
Kris : 一年半くらいかな。去年の今頃、僕たちはアルバム用に曲を書いていたんだ。それからカリフォルニア北部に行って引き続き曲を作って、2001年の1月にレコーディングを始めたんだ。
TAMA : Ademaとはどんな風に一緒にやるようになったんですか?
Kris : ボーカルのMarkとギターのMikey(Mike)は違うメンバーでバンドを組んでいたんだ。曲も今と違うものでね。DaveとTimはJuiceというバンドでプレイしてた。僕はVideodroneというバンドにいたんだけど、それぞれのバンドがみんなほとんど同時に解散になったのさ。そして、僕以外の4人が集まって曲を作りデモを作っていたんだけど、その時彼らはドラマーを探していたんだ。そこで僕に声がかかったんだよ。彼らはぼくのアパートにやってきて、いくつか曲をプレイしてくれたんだけど、ひどく衝撃を受けてね。すぐにそこで僕はそのバンドでプレイできるか尋ねたよ。僕は彼らと一緒にやらなくてもどっちみちバンド活動はするつもりだったけどね。次の日に僕らはリハーサルしたんだけど、10年くらい一緒にやっているような気がしたね。とても素晴らしいものだったよ。結局僕らがプレイしたそのデモで今のレコード会社と契約することになったんだ。
TAMA : Ademaのデビューアルバムにはどれくらい参加していますか?
Kris : 僕らが全員で全て作ったんだよ。メンバー全員がソングライターさ。"The Way You Like It"という次のシングルでは、実際僕がギターパートとこの曲の基本的な構成を書いたんだ。僕らは皆で協力し合うんだ。だから、全ての曲はメンバー5人による共同制作さ。
TAMA : "The Way You Like It"はどんな感じでインスピレーションが沸いたんですか?
Kris : 僕はこの曲を真夜中にドラムマシンを使って作ったんだよ。その時は幾つかのギターパートをドラムマシンで色々いじっていて、実際のドラムのフレーズもドラムマシンを使っていて思いついたんだ。僕にはそれが80年代のhip-hopのサウンドのように思えたね。僕はMarkを起こして「これに合わせて歌ってくれ。」って言ったんだ。そして僕がギターパートとドラムのビートを流すと、彼がそれにうまく乗っかってメロディーをつけたんだ。この曲はこうやってできたのさ。
TAMA : レコーディングには、電子ドラムと生ドラムとどちらを使ったんですか?
Kris : メインで使ったのはアコースティックドラムだね。多くの電子ドラムでのフレーズは、プロデューサーの一人であるBill Appleberryがプレイしたものだよ。彼は電子ドラムでたくさんのフレーズを作っていて、それを僕が生ドラムで再現するんだ。だけど僕が主に生ドラムでプレイしている理由はVideodroneがとてもエレクトリックなサウンドだったからなんだよ。僕はそのバンドでは主にV-Drumを使っていて、アコースティックドラムはほとんど使わなかった。僕はそれにひどくうんざりしていたよ。僕はできるだけハードにアコースティックドラムを力いっぱい叩きたかった。プロデューサーたちはそのことに対して全面的に賛成だったね。僕はアルバムではほとんどアコースティックドラムでプレイしたよ。
TAMA : Videodroneの前はどんなバンドでプレイしていましたか?
Kris : Cradle Of ThornsっていうバンドでVideodroneに入る前に10年間在籍していたよ。Videodroneとは基本的に同じバンドだね。ただ名前を変えただけだよ。それはぼくがAdemeに入る前に組んでた唯一のバンドさ。僕は色んな所でちょっとした別の仕事は
したけど、小さな頃からほとんどそのバンドでの活動だったね。TAMA : あなたはindustrial metal drummerとして最も知られていますが、他のスタイルの音楽をプレイしたことはありますか
Kris : 面白いことを言うね。テクニック的な意味でプレイが似ているドラマーに限って言えば、一番好きなドラマーはRed Hot Chili PeppersのChad Smithかな。彼は僕の心を打つドラマーだね。僕はちょっとファンキーでエッジの効いた、ソリッドなロック・ドラマーになりたいと思うことがよくあるよ。もちろんTommy Leeにも凄く影響を受けたね。Tommy Leeは本当にはっきりとしたロック・ドラマーだね。僕にとって彼は、現在のロックドラマーの王者だよ。彼のプレイはどっしりとしていて、いつもその曲のためのプレイをする。彼は決してでしゃばらず、飽きさせない。僕が一人でプレイする時に、もう少しファンキーなエッジを効かせたいなと思うよ。でもステージに立つと、僕はつい激しく叩きまくってしまうんだ。
TAMA : あなたはVideodroneでのプレイについて話すときに、RolandのV-Drumを使っていたと言いましたね。Ademeではどのように全てアコースティックドラムプレイするようにしたのですか?
Kris : いい質問だね。面白いことに僕が今まで電子ドラムをプレイしたのはVideodroneでの2年間だけなのさ。僕は9歳のころからドラムをプレイしているんだ。僕たちがVideodroneで活動していた時、Fieldyという僕らのプロデューサーが少しインダストリアルミュージック的な激しさを持ったHip-hopのようなラップ調のサウンドを欲しがっていた。それで彼は電子ドラムを手に入れるように言ったんだ。彼の提案はとても素晴らしいもので、そのサウンドは僕にとって今まで経験したことのないものだったし、エキサイティングで斬新だったんだよ。その前は生ドラムでプレイしていたから、またアコースティックドラムに乗り換えることはとても簡単だったよ。だって僕は生ドラムに戻ることを待ち続けていたんだからね。
TAMA : あなたがこれまでにプレイした他のドラムと比べてStarClassic Mapleはどうですか?
Kris : 大好きだね。 実は先日このことについて僕のドラムテックのBobbyと話してたんだ。このセットは、今までプレイしたどんなものよりも、僕にとって100%優れたドラムだと思う。僕は裾野は広く持ちたい。僕はロック・ドラマーだから激しく叩くけど、多少はテクニックもある。僕は基本的にグルーヴ・ロック・ドラマーで、このドラムは僕のスタイルに完璧に合っている。このドラムのサウンドはとても温かくて音も大きい。ダイキャストフープは僕にとって目新しいものだったけど、それがとても好きだ。タムでいつもリムショットをしているようなパワフルなサウンドが得られるんだ。Starclassicを使う前はDWを使っていた。Starclassicを使う前はそれが素晴らしいセットだと思っていたけど、使ってみるとStarclassicがDWを吹き飛ばしてしまったね。僕はタムを強く叩くのが大好きなんだけど、Starclassicのサウンドは僕が以前使ってたものより断然大きいよ。
TAMA : あなたはラックシステムを使ってセットアップしてるけど、どうして従来ハードウェアよりこちらほうが好きなんですか?
Kris : 僕がラックシステムが好きなのは、全部がよりまとまって見えるからなんだ。たとえ(ドラムテックがいるから)自分でドラムを運ばなくて良いとしても、全てが一つのラックで移動させることができるからね。全てが組み付けてあるから、ドラムテックにとっても凄く楽なんだよ。もしスプラッシュや小さなパッドを加えたいなら、単にクランプとシンバル・アームを加えれば済むことだし、見た目にもとてもクールに見えると思うしね。僕らはクリスマス・ライトをぶら下げているけどとても格好良いんだ。
TAMA : 最近のAdemaはどう?
Kris : ひたすらツアーさ。ちょうどアルバムが出るから、気を抜かずにやらないとね。